野菜作りのの基本は、なんといっても、土作りがもっとも大切です。

植物の茎、葉、花などを人間でいう上半身とすると、

下半身にあたるのが根です。

地上にある葉や茎にはみんな注目するのですが、

地下にある根は忘れられた存在になりがちです。

しかし、根はいろいろな面で植物体を支えている、

いわば大黒柱のようなものであり、大切な器官です。 



 根の役割は、まず上半身である葉、茎を倒れないようにしっかり支えることです。

人間がまっすぐ立つのに足腰が重要であるのと同じです。

そしてさらに大切な役目は、養分を吸収して、茎、葉に送ることです。


また養分だけでなく、水も空気(酸素)も取り込んでいます。

土にとけている肥料成分から、植物が利用できる成分を必要なだけ選んで吸収します。

つまり、根は食物を取り入れる口であり、消化する胃腸でもあるのです。 

植物は葉で呼吸するだけでなく、根でも土中の酸素を取り込んで、

体内で等分などの有機物を燃焼させ、炭酸ガスを出しています。

そして、このときのエネルギーで土中の水と養分が吸収されます。

そのため、土の構造が大切になってくるのです。
植物が倒れないように支える
 

植物は地中に根をしっかりと張る事によって強風などでも倒れないように

地上部にある茎や幹を支えています。


根に生育に必要な養分や水分、酸素を蓄え、供給する。 


植物が生育し、新たな葉や茎を作ったり花を咲かせたりするためには

窒素・リン酸・カリをはじめとする各種の養分や水が必要です。

これらは一時に多量に必要なわけではなく、少しずつ毎日必要になります。

土には、養分や水を蓄える作用があり、植物は必要に応じてそれらを吸収しています。


もし、蓄える作用が無いならば、毎日肥料や水を与えなければならず、

植物を栽培することは非常に困難になります。



また植物の根は呼吸をしていますが、

土は根の呼吸に必要な酸素を与える役割も受け持っています。

温度変化から根を守る

根は物質以外にも温度にも敏感に反応します。

土の中は空気中の温度に対して四季を通じての温度変化も少なく、

緩やかに変化するため根も影響を受けずに順応し、植物の根を守る働きもあります。



夏や冬に鉢植えの植物を鉢のまま地中に埋めて管理するのは、

温度変化を少なくして植物の根を守ったり、鉢土の乾きを防いだりするためです。

緩衝作用で根を有害物質から守る 


植物の根は繊細であり、ちょっとした物質でも影響を受けます。

植物の生育に悪影響を与える物質だけでなく、

有益な肥料成分でも濃い濃度の肥料が直接根に触れると根が枯れたりすることがあります。

土はそれらの傷害をやわらげ、急激なショックが及ばないように根を保護する働きもします。
よい土とは、簡単にいうと根の呼吸に必要な酸素を含むための隙間があり、

通気性がよいこと、適度に水を含む保水性のあること、養分を含んでいる、

または含みやすい保肥力のあることです。
Copyright(C) 家庭菜園の土作り All Rights Reserved